2023.07.28
7月27日(木)高齢者学級・SDGs学級合同企画「爆笑!健口ライブ!!~おもしろ健口長生きの秘訣~」が行われ、68人の学級生が参加しました。
講師は、歯科衛生士「おんなきよまろ(精田紀代美)」さんと、同じく「みきまろ(和田未来子)」さんのお二人です。きよまろさんは、富山市から駆けつけてくださいました。
きよまろさんは、長年介護施設誤嚥性肺炎入院ゼロ達成したことで、毎朝一番に舌の掃除をする「口腔ケア」が一番良いことがわかったそうです。その「口腔ケア」の方法を、老人会役員さんをモデルに実践してもらいました。シリコンの道具でモデルさんの舌を磨きます。
きよまろさんが手に持っているピンクのクッションは、舌の模型です。
きよまるさんが指差している舌の部分には、有郭乳頭(ゆうかくにゅうとう)が10個ほどあって、溶け込んだ味覚物質を感知するところだそうです。また歯周病菌は、舌にあるカビを食べにくるので、朝1回、舌の掃除をすることによって汚れが取れ、また、舌下腺から湧き出る1日50㏄しか出ない貴重な唾液は最も免疫力が高く、その唾液が血液に戻ることで健口が健康に繋がるそうです。
みきまろさんがモデルさんに実践するかたわら、きよまろさんは何回も何回も「口腔ケア」の方法を参加者の皆さんに教えてくださいました。
かの有名な100歳まで長生きされた、きんさん・ぎんさんのお口の中は、舌がとてもきれいでだったそうです。きんさん・ぎんさんは、朝起きてまずコップ1杯の水でうがいをしてから、銅線の針金を丸く輪にしてそれで舌を3回掃除をしていたそうです。で、好物は毎朝食べる硬い硬い干イワシだったそうです。
次に、入れ歯のお手入れ方法を教えていただきました。入れ歯の裏側はとっても汚れているそうです。歯磨き粉を使用する時に水を付けると泡が出てしまうので、水はつけないほうが良いということでした。洗う時は一方方向で。
最後は、歯磨きの仕方です。きよまるさんがおっしゃるには、歯磨きは縦方向に磨く「ウエルネスブラッシング法」で、歯ブラシは「ラウンドカット」が良いそうです。こちらも一方方向で。
「ガッテンしてもらえましたか?」ときよまろさん。皆さん「ガッテン!ガッテン!」
高齢者学級・SDGs学級合同企画「爆笑!健口ライブ!!~おもしろ健口長生きの秘訣~」は終始笑いに包まれました。「口腔ケア」により健口から健康へ、そして「元気で長生き」を目指して生活してくださいとのきよまろさんのお言葉に参加者全員「ガッテン!ガッテン!」でした。皆さま、大変お疲れ様でした!