2025.01.27
1月26日(日)、5年ぶりに「お料理教室」を開催しました。
講師は、文化教養部副部長の藤井達也さんと、宇野万蘇華さんです。藤井先生には、調理師だった経験を生かして中華料理を、また宇野先生には、本場の中国の餃子を皮作りから教えていただきました。
こちらでは文化教養部長と副部長による、ザーサイの冷菜とえび餃子の下準備です。ザーサイの歯ごたえと塩味が無くならないように塩抜きをします。この塩梅(あんばい)がなかなか難しいです。
さあ、みんなで並んで餃子の皮を作ります。大きさは見事にさまざま!です。
手の空いた人から藤井先生に「豚肉ときくらげの卵炒め」を教えていただきました。この料理の特徴は「木耳(きくらげ)をふんだんに使うことです。
ここで、藤井先生の“ワンポイントレッスン”「きくらげ」について。
きくらげはきのこの一種で、クラゲのようなコリコリした食感が名前の由来といわれます。主に広葉樹の枯れ木の倒木や、切り株に発生する木材腐朽菌の仲間です。
乾燥きくらげの戻し方は、水で戻す場合、たっぷりの水にきくらげを入れ、6時間ほど置きます。ぬるま湯で戻す場合は40℃のぬるまに入れ、15分ほど置きますが、時間があるときは食感が残りやすく、栄養素も流出しにくい水戻しがおすすめです。
乾燥きくらげには、カルシウム・ビタミンDが豊富に含まれ、その含有量はキノコ類の中でもトップクラスです。また、鉄分も多く、食物繊維はごぼうの約3倍です。結果、骨や歯が丈夫になり骨粗しょう症・貧血予防・むくみ・高血圧予防・コレステロール値を下げる・体の免疫力アップなど、「食べる漢方薬」ともいわれます。ぜひ普段の食事に取り入れてみてください。
ただし、食べ過ぎには注意!きくらげには食物繊維が多く含まれるため、消化不良や下痢を起こす恐れがあります。適量を継続的に食べるのがよいです。
本日のお料理「焼き餃子」「水餃子」「豚肉ときくらげの卵炒め」「ザーサイの冷菜」の完成です!餃子がボリュームがあって、お腹が一杯になりました。
皆さま、大変お疲れ様でした。そして、ごちそうさまでした!