行事報告EVENT REPORT

11月26日(土)「第3回SDGsいきもの道場」を開催しました。

2022.11.27

青少年対策部主催の「SDGsいきもの道場」。今まで3回の教室を開いてきましたが、いよいよ今回が最後です。

今回のテーマは「海の浅瀬の生き物」です。先生は「みずみずランド」の中村先生と中村先生。

浅瀬とは、海や川で足がつくようなところのことです。その中から今日は、カニ、ヒトデ、ヤドカリなどのお話です。

最初に、クイズ形式で海の浅瀬の生き物のお勉強をしました。

そのあと、いよいよ生き物たちとのご対面です!

こちらは、イソガニ。

カニは狭いところが好きなので、置いてある木を持ち上げると、たくさん隠れていました。

こちらは、モクズガニ。はさみにふさふさの毛が生えているのが特徴です。

「あっ!足がおちている!」と、子どもたち。

でも大丈夫。前回の「ザリガニ」でもお勉強したように、「手足が取れても、脱皮したあとにまた生えてくるよ!」と先生より。

次は、ヤドカリとイトマキヒトデ。

ヤドカリは、住んでいる貝殻が小さくなったら、脱皮して大きい貝殻にお引越しします。

なぜか住まいに選ばれるのは、右回りの貝殻ばかりだそうですが、その理由はよくわかっていないそうです。

で、こちらがイトマキヒトデの裏側です。

裏には、小さな細い足のようなもの(触手)が無数にあって、これを使って移動するそうです。

裏側の真ん中にあるのは、いわゆる「口」でそこからエサとなる魚を丸のみするそうです。

次は、生き物にさわってみます。さわる時の注意事項を先生よりお話していただきました。

カニをつかむ時はザリガニの時と同じで、背中からつかむこと。ハサミが背中までいくことはありません。

ヤドカリは手をお茶碗のようにしてその中に入れ、静かに待つと安心して貝殻の中からでてくるそうです。

ヒトデは柔らかいのでそ~~っと触ってください。口のあたりを押さえると内臓が飛び出てきてしまいます。

ということで「さわってみよう!タッチプール体験」です!

モクズガニもつかめたよ!

カクレクマノミは、残念ながらさわることはできませんでしたが、観察はできました。

さわったあとは、自分たちで「海の浅瀬」を作り生き物を入れてみました。

容器に砂利を入れてから貝殻やビー玉で飾り付けをします。それに海水を入れ、最後にカニ・ヒトデ・ヤドカリを入れて自分たちだけの浅瀬を作ります。

海の浅瀬が完成しました!

楽しい時間はあっという間に終わりました。最後に先生からは「海を守りましょう!」というお話がありました。そのお話は「海には、人間が捨てて流れ着いたたくさんのゴミがあります。ヤドカリは、空き缶を貝殻と勘違いしてお引越しをしてしまいます。ゴミはきちんとゴミ箱にすてて、海も、生き物も守っていきましょう!」ということでした。

3回の「SDGsいきもの道場」を企画した、青少年対策部副部長の田中さんからは「皆さん、参加してくださってありがとうございました。まったく生き物をさわれなかった子たちも、最後にはさわれるようになってよかったです。今までお勉強したことを、おうちの人にもぜひお話をしてくださいね」ということでしめくくりました。

皆さん、お疲れさまでした!