2022.11.14
11月6日(日)、雲一つない秋晴れの中、22人が参加し大型バスで能美市方面へ日帰り研修に出かけました。
コースは、能美市防災センター(体験)→のみふるさとミュージアム(見学)→ゆのくにの森(昼食・体験)→白山ゲートウェイとくみつTaanto(休憩・買物)です。
能美市防災センターへ到着後、すぐに記念撮影。とっても立派な建物です。
それから、係の滝野光洋さんに説明をしていただきました。
人口約5万人の能美市。能美市防災センターは、小松市・白山市・七尾市に続き、県内4番目の防災センターとして平成28年に完成し、大規模災害が発生しても継続して使用できる「災害に強い施設」だそうです。
さらに、消防本部や消防署が併設されており、高度な救急・消防体制が構築されているそうです。
まず、目を引いたのは、玄関に入ってすぐの地震体験コーナー。
過去に発生した地震やいろいろなタイプの揺れを体験し、その「怖さ」を知ります。
参加者の皆さんは、順番に体験してみました。この時は阪神淡路大震災の揺れを再現しています。
次は、3階強風体験室です。真っ先に子どもたちが体験してみました。ただいまは風速30メートルです!
続いて、煙避難体験室です。係の滝野光洋さんが、煙の怖さを熱弁してくださいました。滝野さん、ありがとうございました!
中に入ると、煙で本当に何にも見えません。前に誰かがいると何とかわかりますが一人だと怖いです。
初期消火体験室もあります。
4階にはシアターがあり、3D映像と座席の振動で火災や地震の怖さを体験できます。
そのほか通報体験コーナー等もあり、一人ひとりが自分の身を守る方法と、災害に備えることの大切さを学ぶ貴重な体験をすることができました。
続いて、隣接する「能美ふるさとミュージアム(通称のみふる)」へ向かいました。こちらも新しい施設で、オープンしてちょうど丸2年だそうです。
建物の周りには「国指定史跡能美古墳群」があります。
施設の中に入ると、見ごたえのある展示物がズラリと並んでおり、学芸員さんがとてもわかりやすく説明をしてくださいました。学芸員の鎌田康平さんと知田真衣子さん、どうもありがとうございました!
石や動物の骨を打ち欠いて、鋭利なナイフを作った旧石器時代。
縄文時代になると、食べ物を煮るための土器が登場し鍋に使われたそうです。木の実をすりつぶしたり、肉や魚介類を入れて煮込み、今のカレーのようなものも作ったそうです。底が平らなのは、火にかけても安定するように、口が広いのは混ぜる時に混ぜやすいように工夫されたそうです。
弥生時代になると稲の栽培が本格的にはじまり、いかにしてお米をおいしく炊くかという工夫が道具にもされたそうです。
秋常山古墳群は、「前方後円墳」の1号墳と「方墳」の2号墳からなる古墳群です。
古墳とは、今から約1600年前の古墳時代に造られた、各地を治めていた首長たちのお墓だそうです。
秋常山1号墳はその規模は石川県最大、北陸地方でも最大級となるそうです。また、上から1段目と2段目の墳丘斜面には手取川の河原石約40万個を利用した「葺石」を並べているそうです。
写真手前が「方墳」の秋常山2号墳。
2号墳から出てきた出土遺物。針のようなものが出てきたことや、副葬品や棺の大きさから女性の可能性が考えられているそうです。また、巫女さんではないかとも言われているそうです。1号墳の隣に古墳を造っていることも、1号墳の首長と関わりがあったことを示しているそうです。
こちらのコーナーには、大正から昭和にかけてよく使用されていた道具が展示されています。
お風呂です。
40分間の見学はあっという間に終わり、まだ時間が足らないくらいでした。また、ゆっくりと訪れてみたいと思いました。
それから、粟津「ゆのくにの森」へ向かいました。昼食と手作り体験です。
手作りでは「回転オルゴールセット」「ストラップ」「モザイクキャンドル」の中から事前に選んでおき、それぞれの体験場所で製作し、完成品を受け取ってきました。
こちらは完成した「回転オルゴールセット」。とってもかわいくできました。どんな音楽を奏でてくれるでしょうか。
こちらは「モザイクキャンドル」。どんな灯りがともるか楽しみですね!
それから「白山ゲートウェイとくみつTaanto」でお土産を買い、家路に向かいました。
皆さん、大変お疲れ様でした!