2024.09.15
9月4日(水)第3回SDGs学級「おいしいコーヒの淹れ方教室」が行われました。
講師は、キャラバンサライ㈱の菅 建 さんです。
石川県は、一人当たりのコーヒー消費量が全国5位ということです。1位は京都府だそうで、京都や石川はお茶を愉しむ文化がコーヒーへと派生したのでは?と言われているそうです。また、和菓子もおいしいですしね!ちなみに、一番少ないのは静岡県だそうです。
最近ではコーヒー豆の相場も上がっていますが、その要因として、円安に加えてベトナムのコーヒー農家がドリアン作りに転向したことなどがあげられるそうです。
コーヒーの歴史等のお話を聞いたあとは、いよいよ実演です。家庭で広く普及しているハンドドリップを使用しました。菅先生の「おいしいコーヒー淹れ方」がスクリーンに映し出され、学級生たちは見入ります。
コーヒーはたくさん淹れたほうが味が安定するそうで、今回は4杯分を淹れました。やかんのお湯を一度ポットに移すと、ちょうどよい温度になるそうです。お湯の温度が高いと、渋さや苦さも出てしまうそうです。
1回目のドリップ・・・ドリッパー内のコーヒーの粉全体に行き渡るぐらいの湯を注ぎます。蒸らし30秒ほど(コーヒーの盛り上がりが落ち着くまでが約30秒だそうです)大事なのは「美味しくな~れ~~」と念じながら淹れることだそうです。
2回目のドリップは膨れ上がった淵を崩さないよう、円を描くようにドリップ。①のラインでドリップを止めて5秒待ちます。
3回目、4回目のドリップは2回目に注いだ湯が落ち切らないように続けて行います。ここでも膨れ上がった淵は崩さないように。淵が崩れるとお湯がコーヒー豆へと均等に行き渡らなくなり抽出にムラができてしまいます。②のラインでドリップを止めて3秒待ちます。
杯数に達したらドリッパー内のコーヒーを落とし切らないうちにドリップを止めてドリッパーを外します。「もったいない」と思って落とし切ると、コーヒーの酸味やエグ味まで出てしまいます。一連の動作を3分の目安としてドリップしてみます。
さて、学級生の皆さん、「美味しくな~れ~~」と念じながらグループで淹れたコーヒーはいかがでしょうか?菅先生にはお菓子もいただきまして、楽しい午後のティータイムとなりました。
今日の教室で教えていただいたことは
・ペーパーフィルターは信頼できるお店で購入したほうが良い。また、使用する時は初めから濡らさないほうがよい。
・コーヒー豆は「深煎り」か「浅煎り」かでお湯の温度を変える。一般的には、色の濃いコーヒー豆は低めの温度で。色の薄いコーヒー豆(ブルーマウンテンなど)は高めの温度でと言われているそうです。
最後に、高級でめったに口にすることのできない「ブルーマウンテン」をいただきまして、皆さんご満悦でした。
菅先生、参加いただきました19名の学級生の皆さま、ありがとうございました!